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保険業界について

保険業界の現状

保険業は、金融業界の中でもここ近年非常に高い注目を受けている産業の一つです。
日本においては国内大手保険会社がこれまでシェアの大半を占めてきましたが、規制緩和によって外資系保険会社が参入してきたことにより、業界地図は大きく変化をすることになりました。

まず国内最大手の保険会社は日本生命です。
それを追う形で住友生命、第一生命、明治安田生命といったところがあります。
損害保険に関してはMS&ADインシュアランスグループホールディングスや東京海上グループ、損保ジャパン日本興亜グループといったところがあります。

これらは従来型の生命保険・損害保険ということもあり、営業方法は基本的に対面による外交員の営業が中心です。

それに対して近年急激に台頭してきたのがネット系の保険会社で、ソニー損保や楽天生命、ライフネット生命といったところはダイレクト型の保険としてユーザー数を大きく増やしてきました。
外資系の保険会社が特に強みを持っているのは医療保険分野で、アフラック、プルデンシャル、メットライフ、アクサの4社が先行する形で運営をしています。

近年の目立った傾向として生命保険への加入率が増加しており、特に女性の加入がここ20年ほどで2割近く増えています。

ただしどのような保険であっても顧客から集めた保険料の運用で失敗をしてしまうと業績がマイナスになる「逆ざや」が起こってしまうので、景気の動向により一気に業績が悪化してしまう危険性があります。

女性

将来性、転職市場の状況

保険業界は他の業界と比べて非常に門戸が広く、未経験からでも入りやすい業界となっています。
かつて「生保レディ」と言われたように、女性が自分の友人・知人の人脈を活かして営業成績を上げていくという方法が一般的に取られてきました。

現在もそうした契約数に応じた報酬が得られる歩合制は多くの保険会社で導入されています。
これは基本給だけで自動的に高収入になるというものではないので、安定的な仕事をしたいと考える人にとってはちょっと厳しく感じられます。
しかし反対に独自の営業方法で契約数を伸ばしていくことができればその分どんどん収入が高まっていくことから、実力主義で勝負をしたい人にとっては向いている職場と言えるでしょう。

保険業界全体は非常に求人数が多いのですが、反対に年間の離職者数もかなり多く、人材の代謝がかなり活発な業界です。

保険業界では、新しい保険サービスを提供することで顧客を開拓していく動きも活発です。
ペットの傷病に備えるペット保険や、ITを活かした健康チェックを保険料に算出するウェラブルデバイスを用いた保険など、新しいタイプのサービスが毎年のように誕生しています。